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この休みは、多くの本を読むことができた。
- 作者: 吉本敏洋
- 出版社/メーカー: 九天社
- 発売日: 2006/12
- メディア: 新書
- 購入: 2人 クリック: 189回
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以前も書いたが、改めて読んでみた。どういう基準で、グーグル八分をしているのか、さっぱりわからない。これだけweb上でグーグルのシェアが大きいと、グーグル八分=web上に存在しない、といってもいい状態になるのに、その意味や重大性をグーグル自身が感じていないような気がする。とにかく、グーグル八分なるものがこの世の中に存在することを、多くの人が知らなければいけない。今は、「うまい検索ツールだな」くらいにしか思ってないと思う。しかし、結果として、グーグルが提示した世の中の見方なり、解釈に乗っかってしまっていることを、利用者も理解しないと。
- 作者: 佐藤優
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/04/22
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 54回
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かなり前に買って、ずっと放置しておいた本。
戦前の日本人の一般的な考え方がよくわかって、興味深い。「日米開戦は不可避」との認識が戦前の日本人に共有されていたことや、アメリカの普遍主義に対する対抗策としての「大東亜共栄圏」など、なぜ日本が戦争を行ったのかが、少しずつ理解できてきた。
本書では、米英の「普遍主義」に対して、自己完結した多元的世界像が日本の伝統であり、複数の小世界による「棲み分け」が望ましいと説く。私にも、この考え方はとてもしっくりくる。要するに、「あんたのところに取り込もうとするな」ということである。お互いに独立していこうという考え方である。しかし、強大国にしてみれば、自分の権益を拡大するには、自分の基準を当てはめたほうが、より有利になるから、全世界を、自分と同じ形で「標準化」してしまうことが最も望ましいことになる。わが国は、そんな中でも、独自性を保っていくことができるのか、不安なところである。
(疲れたので、続きは別の機会に・・・)