【政治】安倍首相「たくさんの被爆者が戦後、後遺症に苦しんできた。原爆投下は許すわけにはいかない」 ジョゼフ氏発言に反論

http://www.sankei.co.jp/seiji/shusho/070704/shs070704004.htm

この発言、本当に「日本人の命を救った」と言ったのかどうか、元の発言がないのでわからない。この発言を切り出した部分だけをみると、ふざけた発言だと思う。
防衛大臣の「しょうがない」発言をあれだけ煽っておいた野党や、テレビ・新聞のマスコミは、何も言わないのかよ。結局、散々煽ったのも、政権にいちゃもんつけて、揚げ足をとっただけってことが見え見え。本気で被爆者のことを思って「しょうがない」発言を叩いたのであれば、この米国前国務長官の発言も、真意を質したらどうなのか。もし、このまま、「日本人の命を救った」発言を無視するのであれば、結局「しょうがない」発言も、自分たちの政権攻撃の材料にしただけ。被爆者のことなんて考えてすらいないのだろう。野党も、国会に「原爆投下を非難する」決議案でも上程したら。そう思うと、首相の「原爆投下は許すわけにはいかない」は至極真っ当に思える。
以下、私個人の解釈ですが・・・。
日本は、原爆を落としたアメリカと、この60年それなりにうまくやってきた。原爆を落とされて、通常であれば反米感情が芽生えて、もっとぎくしゃくした関係になってもおかしくないけど、もめることもなく、やってきた。日本人は、原爆にしても、敗戦にしても、それ自体を運命、というか宿命みたいなものとして、受け入れてきたんだと思う。「受け入れる」って、単に「我慢」して、「諦めて」いるだけじゃないか、といわれれば、そうだろう。それでも「受け入れて」、日米同盟だの、何だの、といって、ここまで60年以上やってきた。受け入れた以上、それをとやかく言うこともなかった。どこかの国みたいに、歴史上の解釈を振りかざして、外交カードにすることもなかった。
にも関わらず、「慰安婦」問題や「南京事件」でどこぞの国と一緒になって騒ぎ立てるうえに、「原爆投下で、戦争終結。多くの日本人の命を救った」と言われたら、いい気分がしない。「受け入れる」ことで、あらゆることを我慢して、諦めてきた日本人を、どこまで愚弄すれば気が済むのか。まさに「心の問題」である。どうして、それがわからないのか。
今回の発言がどういう意図で行われたのか知らないが、一般アメリカ人の認識も、この程度であろう。悲しくなってきた・・・。