共産党宣言

今日、電車に乗りながら、岩波文庫の「マルクス・エンゲルス 共産党宣言 (岩波文庫)」を読んでた。冒頭にある「今日までのあらゆる社会の歴史は、階級闘争の歴史である」って、まず疑問に思ってしまう。今日の社会は、ここでいう「ブルジョア」と「プロレタリア」という階級に、明確に分かれているのか、少々疑問。最近は情勢が変わってきているが、大体のひとは、貯蓄を持っていて、それを銀行に預けている。当然は、銀行はそのお金をどこかに投資していることになる。ということは、銀行の投資なり融資というのは、間接的に預金をした人によっていることになる。ならば、いまのサラリーマンで、銀行にお金を預けている人は、労働者であり、投資家であるということになる。ましてや、直接株式に投資しているサラリーマンもいる。だから、そう明確に「ブルジョア」と「プロレタリア」と分かれているような気がしない。どうなんだろう?