外貨準備高+オスマントルコ

9月末の中国の外貨準備高は9879億ドル=人民銀行

中国の外貨準備高が、世界一になったようです。日本の外貨準備高は、9月末現在で、8611億ドル(財務省の"外貨準備等の状況")で、約1000億ドルの差があります。結局、この外貨は、そのまま置いておいても仕方がないので、米国債などの投資に向けられているようです。結局100兆円近いお金が、日本国内ではなく、米国に投資されているという、悲しい状況です。かといって、一気にこのドルを売って、円を買おうものなら、猛烈な円高になるのは、目に見えています。ひたすら貿易黒字を出しても、ドルで決済している限り、ドルしか手元に残らない。ドルで円を買おうとしたら、円高になって、円ベースでの収入は減ってしまう、というなんともいえない状況です。いくら貿易黒字を出しても、その収入を円に換えて、国内に流通させることができないのでは、国内経済にとって、あんまりメリットがない状況になります。米国は景気がいいようですが、結局は他国が米国債を買っているから、何とかなっている状況といえなくもないですね。借金している米国は栄えて、貿易黒字の日本にはその恩恵は少ない、ってのも、残念です。ちょっと前は、日銀が為替介入して、円高にならないように、円売りドル買いしてましたが、最近聞かないですね。
中国も、為替レートを一定に保つために、おそらく、ひたすら元売りドル買いをしていると思います。となると、元が大量に流通することになるわけなので、中国国内は今後インフレになるような気がするのですが、どうでしょうか。となると、元=円レートが変化しない場合、中国での生産コストは、増大することになるので、中国生産の割安感はなくなる、ということなのでしょうかね? しかも、元高円安になると、さらに円で見た場合の割安感はなくなるって、ことなのでしょうか?

フランス:アルメニア人虐殺否定に罰則、下院が法案可決 認めぬトルコ、猛反発

オスマントルコによるアルメニア人虐殺云々って、実はそんな問題があったことすら、さっきまで知りませんでした。EU加盟問題やら、移民の問題やらで、虐殺の実情は、はっきりしないようですね。まるで、どこかで聞いたことのなる話だ・・・。
この辺の宗教問題は、個人的にはいまいちピンとこないのが、悲しいところ。最近、放送大学で「ヨーロッパの歴史」なる授業をTVで見たが、イスタンブール(コンスタンティノープル)って、オスマントルコ以前は、東ローマ帝国の都市で、東方教会の中心だったと言っていたし、どこでどうなったのか、すっきりしないです。