ブックオフ

ブックオフに関する興味深い記事を見つけた。
http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060924/1159115873#c
特に、コメント欄の

そうなんです。
ブックオフは、買取人も値付人も、本自体の価値を知らないようです。
だから、たまにスゴイ掘り出し物が百円コーナーにあるんですよ。
本の価値を見極めてくれる古本屋さんも、町から消えました。』

は、納得。
私も、同じように感じたことがある。数千円するような専門書が100円だったりしたときには、「えっ」と自分の目を疑いました。私も、ブックオフで本を売ったり買ったりしたことがあります。自然科学の専門書を売ったとき、買取価格が百数十円ってときは、信じられませんでした。後で、知り合いにその話をしたら、「神田あたりで売れば、もっと高いのに」といわれました。それは承知してましたが、宅配便で送る手間を考えると、近所のブックオフで・・・、ってことに。本の配架の仕方を見ても、およそ本のことを知っている人間の並べ方ではないですね。「そういうもんだ」として割り切って利用するということか。
あと、なんとなく私と同じようなことを考えていそうな方がいらっしゃったので。
http://d.hatena.ne.jp/taktan/20060926
結局、知的な価値を生み出した人がどうやって生計を立てていくのか、そこが問題だと私は思う。誰かが養ってくれるのならともかく、自活していかないといけないわけだから・・・。価値を世の中に提供して、提供した人もそれに見合う対価を得る。そうすれば、継続的に価値を生み出せるであろうし、世の中も豊かになっていくのでは、と考えている。どんな製品・サービスであっても、「とにかく安いほうがいい」というのは、価値を生み出す人に対して、経済的に不当な扱いをしているようにも感じる。新たな製品やサービスといった、新しい「価値」を望むのであれば、それなりの対価を払わないと、と思う。そうしないと、新しい「価値」を生み出す人がいなくなる。